「どうして鬱病になったの?」て聞かれて困る

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MANO

■地方大学美術系学部 卒業
■中高美術教員免許 取得
■アーティスト

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どうして鬱病になったの?

って結構聞かれるけど正直返答に困ってしまう。

鬱になった原因は一つではないのと自分でもわかっていない部分があるから何て説明したらいいのかわからないからだ。

まの
まの

今回はそんな「鬱になった理由」を書き出していくよ

環境の変化編

社会人になるタイミングで上京

大学生になるまでは地方の実家暮らし。

毎日家事を行うのは当たり前だけど結構大変だった。

自分で上京を決めたけど初めての親離れにさみしい日々を過ごした。

 

社宅

社宅は、一人一部屋与えられたシェアハウス。

洗濯機、キッチン、シャワールーム、トイレ、玄関が共有スペース。

住んでわかったことが極度な潔癖症ということ。共有スペースがとにかく気持ち悪くて吐き気に苦しめられた日もあった。

隣の部屋の人も上の部屋の人もうるさかったな。

仕事で疲れて帰る家が落ち着かないし休まらない。

神経質な私が社宅を選んだ理由が

・ギリギリまで配属先がわからなかった

・社宅なら配属先に近い場所に住める

・東京に4万円で住める

・自分が重度の潔癖症の自覚がない

からだ。3月まで配属先がわからなかったのはかなり困った。

 

コロナ

コロナにかかったら会社に責任感が問われる。

コロナにかかって怒られるかもしれないということがことが怖かった。

働いて初めて気づいた体質編

バイト経験はあるけどバイトが生活の軸ではなかったから正社員になるまで気づかなかった体質がいくつかあった。

聴覚が敏感

会社は常に邦楽が流れていた。人も多いから話し声もする。

耳から一気に情報が脳に入ってくるからお客さんや上司の声とその他の音が混ざって頭の中が大渋滞。

バイト時代もあったけど疲れている時期限定だったからあまりきにしていなかった。

 

視覚が敏感

物がありすぎると目がちかちかする。

社内の照明が明るすぎて目が痛い。

文字を見てもなんて書いてあるか読めなくて困った。

 

一人になれない

9時間/週5常に他人といるのが予想外に疲れた。

人と話すのは好きだから無自覚に疲れていく。

休憩室も大きな机をみんなで囲む式だから一人になれない。

 

責任感がありすぎる

会社に所属しているってことは組織に所属しているということ。

自分の感覚が世間とズレている自覚があるからズレた行動をしないようにルールを徹底的に守った。

周りの人に「気にしすぎ」と言われたけど世間離れした自分軸で動くことはできなかったからルールを守る以外にどうしたらいいかわからなかった。

好きな格好ができない

休日にやればって感じだけど休日に外にでる体力が残っていないからオシャレのやり方がどんどんわからなくなっていた。

自分らしい格好ができないことがこんなにストレスだと思わなかった。

今は何が自分らしい格好かすらわからないけど。

 

体力がない

週5で働くことで疲れ切っているから休日遊ぶ体力がなかった。

遊びにでないからストレスが発散できなかった。

遊ぶ気力がなくて毎月10万円貯金していた。

 

趣味ができているうちは大丈夫と言い聞かせていた

絵が描くことが大好きだった。美術系の学部を卒業するくらいに。

「趣味ができなくなったら鬱の証」とよく聞く。

毎日おかしくなってきている自分を否定したくて狂ったように休みの日は絵を描くようになった。

「絵をかかない休日は無駄にしたも同然だし絵をかかない私には何の価値もない」と本気で思っていた。

絵を描けない日は罪悪感が出てしまうからとにかくかいて

「まだ絵が描けているから私は大丈夫」

と確認をとっていた。

お医者さんにストップされるまで描き続けたけど最終的に絵を描いても全然楽しくなくなった。

今はもう絵が描けなくなってしまった。

 

どうして鬱病になったの?って聞かれても困る

聞かれても困るけどいつまでも「わからない」、「伝えられない」だと前に進めない気がする。

自分に合わないことがどんなことなのか自分がわかってあげないと解決できず同じことを繰り返すだろうし、自分を伝えられないばかりに理解してもらうチャンスを逃したら苦しくなるのは自分自身だからだ。

 

改めて書き出してみたけどまだ自分ではわかっていない自分があると思う。

ジョハリの窓でいう自分も他人も知らない領域。

少しずづ知れたらいいな。

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